クエルポ式ボディメイク術
ボディメイクとは?
テレビや雑誌などでボディメイクと言うワードを耳にする機会が多くなりました。
「筋肉をつけて体脂肪を落とす」
「体のラインをきれいに見せる」
なんとなくだけど、ボディメイクの抽象的なイメージが湧く人も多いか思います。
しかし、
具体的にダイエットとボディメイクで何が違うのか?
運動の種類は結局何がいいのか?
などボディメイクに関する疑問が多々あるかと思います。
ですので、クエルポが考えるボディメイクについて解説していきます。
ボディメイクとダイエットの違い
ダイエットとボディメイクは同じ意味で捉えられがちですが、この2つの目的は大きく異なります。
ダイエットの場合、メインの目的は「体重を減らすこと」にあります。そのため、体重計の数値に目が向けられがちです。
身体の中身の重要な部分である筋肉量や体脂肪率、水分量などの体組成の数値はあまり重視しないのがダイエットです。
食事制限だけでダイエットを行うと、筋肉まで落ちて貧相で不健康な体つきになってしまう可能性もあるため、注意しなくてはなりません。
一方、ボディメイクはその人にとって「理想的な身体づくり」を行うことを目的としたものです。
ただ、体重を落とすだけでは、理想的な体が手に入るとは限りません。
ボディメイクの目的は、必ずしも体重を落とすことではなく、ボディラインを整えることです。
体重が変わっていなくても筋肉量や体脂肪率が変われば、メリハリボディは目指せます。
体重に変化が無くても身体の中身が変わればそのボディメイクは大成功です。
筋肉がつけば、その分基礎代謝も向上するため、脂肪が燃えやすくなります。
リバウンドのリスクが低いだけでなく健康的で太りにくい身体づくり、内側からのアンチエイジングにも繋がるのがボディメイクです。
ボディメイクはリバウンドを防ぐ?
ダイエットではハードな食事制限を短期間で行うことで体重を落とせる場合もありますが、リバウンドしやすい側面も持ち合わせています。
リバウンドをする要因の一つとして筋肉量の減少が挙げられます。
無理なダイエットをすることで体重が落ちてもその殆どが筋肉量であって、体脂肪はむしろ増えているなんて事が多々あります。体重が落ちて喜んで体組成計に乗ってみると体年齢が変わっていない場合などはこれに当てはまります。
しかし、正しいボディメイクでは体脂肪の燃焼で体重を落とすようなプランを組みますので、体年齢がかなり若くなります。これがダイエットとボディメイクの主な違いになります。無理なダイエットは身体を「やつれ」させ、正しいボディメイクでは身体は「若返える」のです。
筋肉は体の代謝をつかさどるとても重要な器官です。
筋肉量を1kg増やすと50kcal/日の基礎代謝が高まります。
つまり筋肉が1kg付けば、生きているだけで1日50kcalが勝手に燃焼されます。
逆に言えば毎日+50kcalのお菓子を食べても±0ですので、太らないということになります。
筋肉量を1kg増やしても1日でたったの50kcal?と思った人もいるかも知れません。
1日たったの50kcalも、1ヶ月では約1,500kcal、1年では18,250kcal、5年では91,250kcalで、体脂肪が12.5kgも燃焼されたことになるんです。
このように、多い筋肉量を維持することは、その期間が長ければ長いほど大きな差となって現われます。
クエルポでは筋肉を闇雲につけるボディメイクはしない
筋肉をつける重要性はお分かり頂けたかと思います。
しかし、ただボディメイクで闇雲に筋肉を付ければいいのかという問いに対しては
「No」だと考えます。
その理由は主に以下の2つです。
筋肉は身体の重りになる
筋肉は実は脂肪よりも重く身体の重りにもなります。
筋肉が付きすぎると日常生活で身体が重く感じたり、イメージした身体パフォーマンスを発揮できないなんて事が多々あります。
必要な部分に必要なだけ適切な筋肉をつけることをクエルポではお勧めしています。
具体的に言うと身体の末端部分に筋肉をつけずに、身体の中心部分(お尻、体幹、背面)を鍛えることでメリハリのある見た目にも美しく、動ける身体、しなやかな身体を作り上げることが出来るのです。
健康を目指してトレーニングをしているのに筋肉が重りになって生活の質が下がってしまっては本末転倒ですよね。
過度な筋トレは怪我のリスクを高める
筋トレをするという事は筋肉を壊すということです。
多くの人が【筋トレ=筋肉をつける】だと思っているようですが、残念ながら違います。
壊れた筋肉は適切な食事を取ることで修復され、質の高い睡眠をとることで回復します
破壊→修復→回復→強化
これが筋肉をつけるルーティンです。
しかし闇雲に筋肉をつけようとして、筋トレの頻度を上げることで筋肉は大きく損傷してしまいます。
修復と回復が追いつかなくなって怪我のリスクが高くなってしまうのです。
また、筋トレで筋肉が傷つくことで、筋肉の長さが徐々に短くなっていきます。
短くなった筋肉を放置しておくと関節の動かせる範囲が短くなってしまったり、肩こりや腰痛などの慢性的な疲労症状が見られるようになります。
ですので筋トレと同時にコンディショニングという身体を整える運動を行う必要があります。
コンディショニングは筋トレとは異なり、「ストレッチ」や「筋膜リリース」、関節の動かせる範囲を高める「可動域アップエクササイズ」などで日々身体の調子を整えていく事を言います。
・適切な場所に適量な筋肉をつけていく
・身体を整えるコンディショニングと筋肉量を高める筋トレの割合を考えた
ボディメイクを推奨しております。
「動ける身体」「生理的に美しい身体」
ファンクショナルトレーニングとは?
ファンクショナルトレーニングとは身体の機能を高めるためのトレーニングのことです。
機能を高めるといっても、スポーツ動作だけに特化したものではなく、共通して存在する人間の身体の効率的な動作に着目し、動ける身体をつくる事にフォーカスしたトレーニング方法です。ジムで行う筋トレの動きは実は日常生活ではあまり役に立ちません。
なぜかというと、ジムやマシーンでのトレーニングでは一つの関節の動きに特化して一つの部位の筋肉にターゲットを絞って追い込みます。
日常生活でこのような動きがありますか?
日常生活の身体の動きは様々な関節とその周りの筋肉が連動して動きます。
ジムでの筋トレの様に一つの関節だけゆっくり動かすなんて事は日常生活ではほとんどありません。
ファンクショナルトレーニングは日常生活においても、様々な競技においても“動ける身体”をつくることに繋がります。
立つ、座る、歩く、走るといった日常的動作も身体の機能を高めていくことで、動作をよりスムーズに、かつ安全に行うことができるようになります。
つまり「怪我をしにくい身体を作る」「凝りや痛みのないしなやかな身体を作る」ということです。
ファンクショナルトレーニングは筋肉を「鍛える」というより、むしろ、「甦らせる」というイメージの方がしっくりくるかもしれません。
身体パフォーマンスを高めてQOL向上
人間の身体の構造は皆共通しています。
骨の数や筋肉の数、筋肉が骨に付いている部位なども皆殆ど同じです。骨の形も共通しているので、それぞれの関節の役割や動き方も共通しています。人間の身体は206個の骨と、約600個の筋肉で精巧につくられた構造物を形成しています。
骨や関節の角度を一箇所変えただけで、身体全体が重力に対してバランスをとり姿勢を保持しようとします。意図的に骨盤を前傾させてバランスを崩して推進力を得る。
バランスを崩して得た力を逃がさないように左右非対称の動きをする。
振り子の原理で大きい関節(肩関節、股関節)から動かす。
これらの動きが「歩行」になります。
何気なく行なっている「歩く」という動作がいかに複雑な動きだという事が分かるかと思います。
こうした仕組みを解明したのが「機能解剖学」であり、「関節生理学」です。
ファンクショナルトレーニングは、これまでに解明されている身体の構造をもとに、目的の動作を最小のパワーで無駄なくできるように、身体の動かし方を身につけるものです。
これが周りから見た時に生理的に美しい身体や動きに繋がっていきます。
その動き方を習得することで、目的に合わせたパフォーマンスを最大化することもできます。
日常生活であれば仕事や趣味を楽しむことに繋がるかもしれません。
それぞれの方の目的に合わせて“動ける身体”″生理的に美しい身体”をつくる。それがクエルポ式ボディメイクです。
マニュアル化しないボディメイク
クエルポではお客様一人一人の要望に応えるボディメイクしか実施しておりません。
トレーナーも一人です。
「担当のトレーナーがころころ変わる。」「栄養指導者とトレーナーで言ってることが違う。」「マニュアル化のトレーニングで自分の身体に合わない。」
利益を追求しすぎたパーソナルジムでよく聞く不満もクエルポではありません。
人それぞれ目標が違えばトレーニングメニューも180°異なります。
トレーニング当日のあなたの体調によってもトレーニングメニューは変化します。
その日その時の身体の変化を見極めてお客様の目的に合った臨機応変なプランニングがクエルポの強みです。
ボディビルダーの様なゴリマッチョを目指すのがボディメイクだと主張する人やジムもあるかと思いますが、クエルポが実践するボディメイクはそうではありません。
クエルポが考えるボディメイクは
・適切な場所に適量な筋肉をつけていく
・身体を整えるコンディショニングと筋肉量を高める筋トレの割合を考えたプランニング
マニュアル化しない完全パーソナルなプランニングで、【動ける身体】【生理的に美しい身体】をつくること、それがクエルポ式ボディメイクです。