身体の脂肪は定期預金？
どーも
クエルポの中島です。
今回は脂肪の燃焼方法について説明していきたいと思います。
「摂取カロリーを抑えれば脂肪は燃焼する？」
「有酸素方法を取り入れると脂肪が燃焼する？」
など脂肪燃焼に関して色々な疑問があるかと思います。
そこで今回は少し難しい内容ですが、【身体の脂肪は定期預金？ 】について解説していこうと思います。
少しでも脂肪燃焼のメカニズムが解ればあなたのダイエットのモチベーションになること間違いなしです。
体脂肪が燃焼する前提条件は
「摂取カロリー<消費カロリー」です。
摂取しているカロリーが多ければもちろん肝臓や個々の脂肪細胞にエネルギーとして脂肪が蓄積します。
基礎代謝を含めた消費カロリーが多ければその分、身体の脂肪が燃焼するということになります。
ただ摂取カロリーを制限すると身体のホメオスタシス（身体を一定に保とうとする機能）により、消費カロリーも抑えられてしまいます。いわゆるエネルギーを消費しないエコな身体になってしまいます。
そこで「摂取カロリー<消費カロリー」を前提として、炭水化物の摂取、特に糖質の摂取を適切に制限すると体脂肪を効率よく燃焼させることができるのです。
身体のエネルギー源は主にグリコーゲン（炭水化物を分解したもの）と脂肪酸（脂質を分解したもの）です。
グリコーゲンは化学式の構造上酸化されやすいので、体にエネルギーを素早く提供することができます。が、その量には限りがあります。
脂肪酸はグリコーゲンに比べて使われにくく、消費される時には沢山の酸素が必要になります。すぐにはエネルギーとして利用できない一方で、いくらでも身体に貯めることができます。
グリコーゲンが底をつき始めると、身体は脂肪を燃やし始める前に空腹を感じ、何か食べたくなります。
そして空腹ホルモンのグレリンを分泌させて「食べろ」と命令します。
ここで命令に打ち勝って初めて脂肪が燃焼されます。
(打ち勝つテクニックは数多く存在します。が、ここでは本線からずれますので割愛します。)
人間は飢餓に備えて脂肪を蓄えたがる習性が旧石器時代から今までの間、未だに残っているのです。
ここまでの文章を読んでもチンプンカンプンかと思います。
少し難しいので、簡単な例で説明したいと思います。
グリコーゲンがお財布で脂肪酸が預金通帳だと考えてみてください。この場合のお金はエネルギーです。
グリコーゲン(糖質)＝お財布
脂肪酸(脂肪)＝預金通帳
エネルギー(食事)＝お金
この例ではお金を使うこと＝痩せること
お財布のお金はすぐに使えるけど、量には限りがあります。預金通帳のお金は下ろさないと使えないので、使うのに手間がかかりますが、量は沢山あります。
お財布の中にお金が常にあったら預金通帳は使われずに済みますよね？
預金通帳のお金を使うためにはまず手持ちのお財布をある程度空にする必要があります。
つまり、炭水化物を身体の中に沢山入れていたらいつまでたっても脂肪は燃焼されません。
自分の脂肪をエネルギーとして利用するためには一番使いやすいエネルギーの摂取つまり炭水化物を適切に制限することが一番の近道です。
巷で噂の糖質制限ダイエットの仕組みがぼんやり理解できたでしょうか？
クエルポ式ボディメイクではこれにもう少しアレンジを加えて栄養プログラムを作成しております。
もしよかったらあなたのダイエットの参考にしてみてください。
今日が一番若い日です。
今から実行するか、明日でいいやと後回しにするかであなたの「美しさ」や「健康寿命」「老化スピード」は決まります。
勇気をもって出来る所からコツコツ無理せず始めていきましょう！
