消費カロリーよりも「基礎代謝」を大切に!
どーも
クエルポの中島です。
今回は少し難しい内容ですが、出来るだけ分かりやすく説明を致しますので、最後までお読みいただければと思います。
【消費カロリーよりも基礎代謝を大切に!】
前回の記事では消費カロリーは思った以上に稼げないということをお話ししたかと思います。
ウォーキング1時間半でお茶碗一杯分のカロリーにしかなりません。(笑)
ダイエットとなると消費カロリーに目が行きがちですが基礎代謝のことを忘れてはいけません。
基礎代謝とは「生きていれば消費されるカロリー」のことを言います。
つまり何もしていなくても生命維持のために燃焼されるカロリーのことです。
基本的に
・男性の方が女性より高く
・体重や身長の値が大きい人が高く
・筋肉量が高い人が高い
です。
最後の項目に注目して下さい。
「筋肉量が高い人」は基礎代謝が高いのです。
【筋肉量がある人は生きてるだけで脂肪燃焼?】
車に例えると、
筋肉がある身体=スポーツカー
筋肉がない身体=軽自動車
です。
スポーツカーのようにガソリンをよく食う車は人間に例えるとたくさん食べてもすぐにカロリーを燃焼してしまう身体。
つまり、太らない身体ということです。
少量のガソリンで長い距離を走れる軽自動車は少量のエネルギーでたくさん動けるエコな身体ということになります。
なのでリバウンドしない、太りにくい身体はスポーツカーのような燃費が悪い=基礎代謝が高い身体を目指さなければなりません。
【スポーツカーのような体を手に入れるためには?】
ではどの様にしたら筋肉のある=スポーツカーの様な身体を手に入れることができるのでしょうか?
トレーニングには特異性という性質があります。
どういう意味かというと、
お相撲さんはトレーニングにより体脂肪も筋肉量もある大きい体になっていきますし、マラソン選手は体脂肪も筋肉量も少ない引き締まった身体をしています。
水泳選手は水をかくため背中や肩が発達していますし、ラグビー選手はタックルに耐えうる身体に進化してきます。
一つの目標に向かってトレーニングをしていくと、その目標を達成できる様に徐々に身体が変化していきます。
これをトレーニングの特異性と言います。
ウォーキングやジョギング、ヨガの様な有酸素運動ばかりしていると筋肉に強い刺激が入らないので、
「この人の身体には筋肉が必要ないんだ。」
「長時間の運動に対応できるように、無駄なエネルギーを消費しない燃費の良い軽自動車の様なエコな身体にしてあげよう」
と脳が各細胞に命令をしてしまいます。
なので熱生産の効率が悪い身体(基礎代謝が低い身体)になってしまいます。
マラソン選手が現役を引退して太ってしまうのは筋肉量が少ないからなんです。(正確には筋肉内のUCP3の活性が低下するため。)
筋トレでその人にあった適正負荷で特定の部位を追い込めれば、
「この人の身体には筋肉が必要なんだ」
「短時間で爆発的な運動に対応できるように、スポーツカーの様な燃費の悪い身体=基礎代謝量が高い身体にしてあげよう」と各細胞に命令します。
人の身体はよくできていますね!
ただ闇雲にトレーニングをすれば良いという問題ではなく、その人の
・目的
・体組成
・トレーニング経験の有無
・速筋、遅筋の割合
に合ったトレーニングプランを立てて、コツコツ負荷を漸進させていくことが大切なんです。
【ヨガでは太りにくい身体は手に入らない?】
ヨガやストレッチ、ウォーキング、ジョギングでボディメイクをしようと思ってもそれは間違いです。
目的と手段が一致していないので、残念ながら「ゴールにたどり着く事が出来ずに挫折してしまう」か、「すごく遠回りをして無駄な労力を使ってしまう」かのどちらかになります。
もちろん楽しみのためにヨガやジョギングで体を動かすことはとても良いことですが、良い身体を作るために選ぶものではありません。
皆さんもトレーニングをする目的が何なのかをまず考えて、そのための手段を取捨選択出来るとさらに良いフィットネスライフが待っていると思います!
今日が一番若い日です。
今から実行するか、明日でいいやと後回しにするかであなたの「美しさ」や「健康寿命」「老化スピード」は決まります。
勇気をもって出来る所からコツコツ無理せず始めていきましょう!