ダイエットにはやっぱりお湯じゃなくて水が良かった。
どーもクエルポの中島です。
今回は1番馴染みがある水についてです。
水と食欲の関係についてお話しできればと思います。
食事前に冷たい水を飲むと痩せるのか?という面白い論文のメタアナリシスを発見しましたので、これについて掘り下げていきたいと思います。
先ず前提として食事前に冷たい水を飲むと痩せるのか?
答えは「Yes」です。痩せます。
しかも、冷たければ尚更。
ある実験では1日3回の水を食事前に飲んだグループは体重が12週間で平均4.3kg低下しました。
もう一方の実験では12週間で食事の前に水を飲んだ人の体重は、カロリーの摂取量を減らしただけの人より1.4kgほど多く減っていました。
その2つの実験から分かることはただ単にカロリー制限をするより、食事前に水を飲むだけで食欲を抑えながら痩せることが出来るという事です。
・週末の会食の時に食欲が出てしまう人
・食べ始めると止まらない食欲おばけの人
はかなり有効なテクニックかと思います。
女性であれば200ml、男性であれば350mlを目標に「食事前に冷たい水を飲むように心がけましょう」
ここからはさらに掘り下げて知りたい人向けですので、興味がある人は読み進めて下さい。
では、何故冷たい水を飲むと食欲が抑えられるのでしょうか?
これは0kclの水によって胃袋が膨らみ、空腹感が満たされ、食べる量が減った為だと考えられます。
水を飲むと胃が膨張します。するとその膨張を感知する胃のストレッチ受容体(胃の膨れを感知するセンサー)が活性化し、食事の摂取量を減らすことが報告されています。
つまり、食事前に胃袋が膨れることで満腹感を感じ、その後の食事量が高める抑えられると言う仕組みです。
次になぜ冷たい水なのか?と言うことについて解説していきます。
それは、極力長い間胃に水を留まらせておく方が食欲を抑えられるからです。
冷たい物の方が温かい物より胃に留まる時間が長いのです。
つまり、温度が低い方が排出が遅くなり、温度が高い方が胃からの排出が早くなります。
冷たい水の方が長い時間胃に留まり、ストレッチ受容体を活性化させ続ける事が分かっているんです。
ただ、1つ疑問点が残ります。
それは、水を飲むと消化液が薄まっちゃうんじゃないの?
これまで「食事中に水を飲まないほうがいい」といわれてきた理由の多くは、胃液を薄めてしまうということです。
しかし、水分補給により胃液が薄まるのは一時的です。薄まった胃液は3分ほどで通常時の濃度に戻ることが確認されているため、食事中の水分摂取が消化に悪影響を与えるとは考えにくいです。
以上の理由より食事前に冷たい水を飲むことをダイエット中は特にお勧めします。
具体的な時間と量で言うと食事の5〜10分前にコップ一杯の量を飲めると良いかと思います。
水は蛇口を捻れば出ますので言い訳不要で是非明日から実践してみてください。