【老化は病気】だから治療できる
どーもクエルポの中島です。
今回の話題は【老化は病気】です。
興味深い本がありましたので紹介させて頂きます。
「老化は自分の努力次第でどうにでもなる」ということを科学的根拠を基に紐解いている本です。
ハーバード大学の研究結果を元に書かれた、20カ国以上でベストセラーになっている本です。
日本語翻訳版も出ておりましたので早速中身の方を見ていきましょう。
歳をとるにつれて避けては通れないワードが「老化」「老い」です。
しかしこの本中では
「老化は治療できる!」
「100歳になっても50歳のようなアクティブな身体を手に入れることが出来る!」
と語られていました。
クエルポ式のボディメイク術とかなり似通っている点がありましたので、この本の内容を紹介していこうと思います。
まずは老化のメカニズムです。
老化の原因はDNA(ゲノム)の損傷です。ゲノムが不安定になることで、エピゲノムが混乱し、細胞の個性が失われて老化に繋がるということが分かっています。
何やら難しいですね。
つまりは、
老化はなんらかの外からの刺激によって細胞が破壊された結果だと言うことです。
なんらかの刺激とは例えば紫外線や放射能、農薬、化学調味料、排ガスなどがあります。
老化が怖いからといってこの刺激を完全に避けて生活することは出来ません。
人間が地球上に住んでいる以上避けては通れない刺激も沢山あります。
ただ、外からの刺激で老化はしますが、ご自身の中からの修復力が勝っていれば身体は老化しないのです。
しないどころかみるみる若返っていきます。
皆さんが知りたいのは、どうしたら「老化という病気」を治療出来るか?の具体的な方法ですよね。
では、どのようにしたらDNAの損傷を阻止し身体の中からの修復力を高めて老化を防ぐことが出来るのでしょうか?
具体的な若返る為の4つの必須事項についてお話し致します。
以下に挙げる4つのことを本書ではお勧めしています。
【カロリーを制限する】
【 適度に絶食する】
【 適度な運動をする】
【 寒さや暑さに身をさらす】
これらの4つに共通していることは
程よく身体に負荷をかけるということです。
程よく負荷をかけるという行動がDNAの損傷を防ぎ、身体の中からの修復力を高めて老化を防ぐことが出来るのです。
アンチエイジング、老いない体、不老不死の肉体を手に入れる為に必要なことが適度な負荷だったのです。
一つずつ見ていきましょう。
【カロリーを制限する&適度に絶食する】
カロリー制限や適度に絶食をすることで飢餓状態になりオートファジー(自食)が活発になり、身体の中の全ての細胞が活性化されます。
絶食と聞くと
「いや無理でしょ笑」
と思う方もいるかもしれませんが、そんな大層なことではありません。
クエルポ式の栄養プログラムでは睡眠4時間前までには食事を済ませることをお勧めしています。
そして、夕食の割合を朝昼に比べて軽めに設定しています。
これは睡眠時間を含めた半絶食の状態を15時〜朝食までの7時までの16時間で作り出す為なのです。
特に15時以降の血糖値を上げる糖質の種類には注意が必要でしたね。
食事量の割合は人によってそれぞれですが、無理のない範囲で寝ている間+4時間で半絶食状態を作ることは老化を防ぐ最も手っ取り早く有効な手段です。
2つ目の適度な運動をするの項目をトレーナーの視点も踏まえながら見ていこうと思います。
【適度な運動をする】
適度な運動をすることで老化を防ぐことができます。
習慣的に運動をしている人は寿命を司るテロメアという細胞が長いことも分かっています。
皆さんはこれを聞いて
「知ってるけど、出来ないし、やりたくないから困ってるんだよ。」
とお思いでしょう。
運動には個別性と漸進性の法則というものがあります。
クエルポでは個別性と漸進性を特に重要視して運動プログラムを作成しています。
個別性の法則とは
「人それぞれ身体の作りや体力も違うんだからその人に合うトレーニングプランで行いましょう」というものです。
トレーニングプランを組む上でストレングスとコンディショニングの割合もこの個別性で決まってきます。
漸進性の法則とは
「いきなり負荷の高い運動をしても怪我するから無理なくコツコツ負荷を上げていきましょう」というものです。
つまり、運動の第一歩は軽い負荷のウォーキングや自宅で行う軽い筋トレでいいのです。
自分の身体のことも知らず、関節を動かせる可動域も無いのに、いきなり負荷の高い運動を始めてしまうから怪我をしたり、辛すぎて挫折をしてしまうのです。
ただ、ずっと同じ負荷でやり続けても成長は止まってしまうので、徐々に負荷を高めていかなければなりません。
この塩梅が少し難しいですが、先ずは勇気を持って無理のない範囲で身体を動かす事に足を踏み入れてみて下さい。
【 寒さや暑さに身をさらす】
今回は最後の項目の寒さや暑さに身をさらすについて見ていこうと思います。
これも適度な負荷を身体にかけることで老化を予防できるメカニズムです。
代表的な例で言えばサウナと冷水浴になります。
・サウナ
サウナに入ることで体温が上がり、心身の緊張をほぐす副交感神経が活性化します。汗をかき、毛穴が開けば、血行も良くなり、代謝も上がります。
次に冷水に入ると、体を外部温度に適した状態にする交感神経が活性化します。頭がさえる感じがするほか、エンドルフィンという脳内ホルモンが放出されるので気分も高揚してうつの改善にも繋がるという研究結果も出ています。
エンドルフィンは長距離のランニングを行うことでも出てきますが、サウナなら手軽に体験できるので、走るのがあまり得意ではないという方にはいいかと思います。
・冷水浴
冷水浴は身体の中の褐色脂肪を活性化させます。
褐色細胞が増えると、体温が上がり消費エネルギーが増えるので肥満になりにくい身体に繋がります。
褐色細胞は背中、首回り、腎臓の周囲などに分布している脂肪で、加齢とともに減少していきますのでここを刺激することがアンチエイジングに繋がるという仕組みです!
通常、サウナと冷水浴の組み合わせを2、3回繰り返します。頻度は月2回からの無理のない頻度をお勧めします。
ご自宅では水シャワーとお風呂との交代浴がおすすめです。
この時期寒くて水シャワーはきついと思う方もいらっしゃるかと思いますが、しっかりお風呂で温まった後であれば案外慣れてきます。
僕も冬でも水シャワーやってます。パラグアイ時代の生活で鍛えられました。笑
まとめると
・カロリーを制限する
・適度に絶食する
・適度な運動をする
・寒さや暑さに身をさらす
の4つを意識して程よく身体に負荷をかけるということが老化という病気の予防策になります。
つまり
「外見を良くしよう!痩せよう!」
と思って食事管理や運動をすることは内側からの最大のアンチエイジングに繋がるということです。
この本を読んでみて分かったことは、老化予防とボディメイクはかなり重複する部分があるという事でした。
高い化粧水や脂肪吸引、整形などの外側からのアンチエイジングを完全否定はしません。しませんが、、、
効果は長続きしないのも事実です。笑
そして外が美しくなっても内がボロボロで不健康であれば本末転倒になってしまいます。
トレーニングや食事管理は少し辛い場面もありますが、科学的に証明されている
「食事管理、運動+睡眠、入浴」
の大道を攻めていったほうが断然効果が実感できると僕自身は思いますし、本書でもそう書いてあります。
以上【老化は病気】だから治療できるの解説でした。